節約・倹約

賃貸の火災・地震保険が(少しだけ)安くなる方法。

こんにちは、メガネ(夫)です。

今回は賃貸の火災保険を安くする方法についてです。

結論としては、管理会社から勧められた保険でなく自分で選択した保険に加入することです。

私は補償を厚くした上で9,000円程度保険料を安くできました

ではどのように見直せばよいのか、そのあたりを見ていきましょう!

 

火災保険とは

まず始めに、簡単に火災保険について説明します。

火災保険は「建物」と「家財」の2点を補償対象としています。

建物の補償

建物を補償範囲に含めるのは、建物の所有者だけです。

賃貸契約の場合、建物の火災保険は貸主が契約しているため必要ありません。
※賃貸の場合、「借家人賠償責任補償」の特約が必須になります。

 

 

 

家財の補償

賃貸の場合、補償対象は家財のみとなり、火災だけでなく自然災害による被害も補償されます。

ここでいう家財とは、冷蔵庫・洗濯機・タンス・ベッドなどの家具・家電はもちろん、条件を満たせば衣類や食器も対象となります。

 

その他特約

その他にも細かい特約で補償の幅を選択できます。

一部については後述しますが、この特約についてもよく検討する必要がありますね。

[ad#co-1]

保険料を安くするために

保険料について

先ほど、保険料を安くするには自分で選択する必要があると言いましたが、具体的には下記2点を自分で検討する必要があります。

  1. 補償内容
  2. 保険会社

 

まずは「補償内容」について少し詳細に見ていきます。

 

補償内容

火災保険の基本的な補償内容は下記7つです。この中から自由に選択できるわけではなく、プラン単位で補償範囲が決まっている為プランを選択します。

  1. 火災・落雷・破裂・爆発
  2. 風災・雹災・雪災
  3. 盗難
  4. 建物外部からの物体の落下・飛来・衝突
  5. 給排水設備の事故による水濡れ
  6. 騒擾、労働争議に伴う暴力・破壊行為
  7. 水災

 

個人的な見解になりますが、上記7つを要不要の2つに分類します。

 

補償対象とすべき事故・災害

保険会社によってどこまで柔軟に補償範囲を設定できるかは異なりますが、基本的には⑦の水災以外は対象としておくべきですね。

実質不要に近いものもありますが、①~⑥の補償範囲を少々いじっても保険料はそう変わりません。あれこれ考るのも面倒ですので一括で補償範囲としておいた方が無難です。

 

補償対象を検討すべき事故・災害

水災については、賃貸の階数によって対象外としてもOKです。

賃貸で1~2階に住んでいる方、それ以上の階でも木造の古いアパート(壊れる可能性がある)に住んでいる方は対象とした方がいいですね。

しかし鉄筋コンクリートマンションの3階以上の方は、付近の河川が氾濫しても家財に損失がでる可能性は極めて低いため対象外としても問題ないでしょう。

 

土砂崩れや落石なども⑦水災の補償範囲に含まれる為、マンションの裏に山があるなど周囲の地形も考慮した方がいいでしょう。

「水災」についても、有無で保険料は大きく変化しませんが保険金額が高いと保険料が数千円変わってきます。

水災の有無で2通りの見積もりを出してもらってから判断する、という形でOKです。

 

私は水災は対象外のプランにしています。

 

保険会社

保険会社についてはさらっと紹介しておきます。

結論として、私は「セコム損保」で契約しました。

複数の保険会社で見積もりをとりましたが、最も安かったのがセコム損保だったからです。

ホームページでは賃貸のオンライン見積もりは取れないと記載されていますが、一応以下から見積もりは取れます。

実際の契約は近くの事業所や、保険の窓口などの代理店を経由して入るのがいいですね。

地震保険について

地震保険は、地震により発生した火災・水災等による被害を補償する保険です。

火災保険とセットで加入することが可能で、火災保険金額の30%~50%で保険金額を設定することが可能です。

前述の火災保険は地震による火災・水災は補償の対象外です。

地震保険は保険料が高く加入していない方もいるかもしれませんが、最近のニュースを見ていると選択肢は一つでしょう。

ちなみに地震保険は補償内容が同じであればどの会社で加入しても金額は同じです。

保険会社を選定する際は火災保険の保険料で判断してOKです。

 

ここまでで簡単に火災保険と地震保険について説明しました。

その他の保険についても基礎知識を身につけたいという方は「みんなが欲しかった!FPの教科書3級」がお勧めです。

基礎的な内容ではありますが、これを一読しておけば保険を含めお金に関する基礎が身につきます。

 

その他オプションの有無について

臨時費用保険金補償特約

代表的な使い方は、事故・災害で住居を失った際に一時的に宿泊施設等を利用した出費を補償してくれる特約です。

近くに両親等身内がいる場合は必要ないでしょうが、地元を離れており近くにお世話になれる人がいない場合は選択してもいいでしょう。

保険金額は火災保険の何パーセントを上限という形で設定できますが、下限の10%で問題ありません。

 

地震火災費用保険金舗装特約

前述の通り地震保険は火災保険の保険金額に対して50%を上限に設定可能ですが、その上限に上乗せできます。

この特約を利用すれば、地震保険の補償も火災保険金額と同額に設定することが可能です。

しかし、地震保険の保険金額を上げる=保険料の大幅増加を意味します。

私はつけていません。

 

個人賠償責任補償特約

自動車保険の特約でもありますが、他人、あるいは他人の所有物に損害を与えた場合に補償されます。

以下のケースは補償対象内となります。

  • 子供が自転車走行中に他人と衝突し重傷を負わせた。
  • ペットが他人に噛みつきけがをさせた。
  • 誤って他人のものや公共物を壊してしまった

1つの契約で世帯全員が補償され、汎用性も高いので加入しておくべきです。
※他の保険で加入していないかは要確認です。

加入するかしないかでは保険料が数千円変わってきますが、加入するなら保険金額が1千万でも1億でも保険料は数百円しか変わりません。1億円つけとけば十分でしょう。

 

注意点

一応、事前に管理会社に火災保険を自分で契約して問題ないか確認しておきましょう。

管理会社から案内された火災保険以上の補償にしておけば断られることは少ないと思いますが、トラブルを避けるためにも事前確認しておくと安心です。
※賃貸借契約書も事前に確認できるといいですね。

 

まとめ

保険料を安くするには、自分で以下の2点を検討する必要があります。

  1. 補償内容
  2. 保険会社

 

私は管理会社指定の保険会社より補償を手厚くした上で9,000円安くなりました

保険の見直しは正直手間ですが、保険の窓口などの代理店を利用すると無料でいろいろと相談に乗ってくれるので便利ですよ。

時間のある時に一度利用してみるといいですね。

 

それでは!